ボランティア活動中の市民(資料写真)=(聯合ニュース)
ボランティア活動中の市民(資料写真)=(聯合ニュース)
【平昌聯合ニュース】平昌冬季五輪は大きな事件や事故なく、閉幕に近づいている。「驚くほど安全な五輪」と伝えた海外メディアもある。その陰には、治安を守り大会を成功させようとする地元・江原道の住民とボランティア団体の姿がある。 平昌五輪(9~25日)には1日に最大1万1419人、延べ25万8274人の警察が配備され、犯罪予防と秩序維持に努めている。 また、ボランティア団体に所属する一般市民も安全な五輪を目指して活動している。1日平均440人が交通秩序の維持と犯罪予防に取り組む。 市民らは五輪開幕前から先頭に立って「秩序の確立」を呼び掛けた。 開幕後、ボランティア団体「自主防犯隊」と「模範運転者会」のメンバーは五輪関連施設と周辺で、違法な駐停車に注意を促している。江陵では五輪期間の車両通行規制の周知と取り締まりにも協力した。「生活安全協議会」と「市民警察学校修了生」の会員は、犯罪が発生する恐れがある場所を見回りしている。 こうした献身と努力が、安全で秩序ある五輪につながったと評価される。 五輪開催地の平昌、江陵、旌善では、今月1日から最近まで主要犯罪が前年同期に比べ39%減少した。外国人を狙った犯罪は1件も起きていない。 18日(現地時間)付の米紙USAトゥデーは「安全なオリンピックづくり」と題した平昌発の記事で、「驚くほど安全な五輪」と評価した。 江原地方警察庁の元経煥(ウォン・ギョンファン)庁長は22日、「五輪期間に大勢が開催地を訪れたが、大きな事件や事故がなく成熟した雰囲気が維持されている」としながら、「住民と治安ボランティアの自発的な参加と献身があったからこそ可能なこと」と感謝の意を示した。
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