難民の地位を得ようとカナダへ亡命を申請した脱北者150人が“追放”危機に置かれたことがわかった。(提供:news1)
難民の地位を得ようとカナダへ亡命を申請した脱北者150人が“追放”危機に置かれたことがわかった。(提供:news1)
難民の地位を得ようとカナダへ亡命を申請した脱北者150人が“追放”危機に置かれたことがわかった。

 中東メディアのアルジャジーラは19日、カナダ亡命を申請した脱北者と支援団体関係者を引用し、韓国を経由しカナダに入国した脱北者が亡命申請書には「中国を経由して入国した」と虚偽記載したことがわかったと伝えた。

 カナダ政府は2012年末から亡命申請知に対する審査を強化して、「本国へ送還される場合、政治・宗教・人種などの理由で迫害を受けたり、生命に危険を感じるほどの理由があり、保護が必要な人」についてのみ亡命を許可し、難民の地位を付与している。

 しかし韓国を経由してカナダに入国した脱北者の場合、「韓国国籍者」として、おおむね韓国での生活にも安全上の問題がないと判断されるだけに、彼らへの亡命許可と難民地位の付与は困難だ、というのがカナダ政府側の立場だ。

 そのため、カナダに亡命を申請した脱北者の中では、韓国を経て入国したという事実を隠す場合が少なくないことがわかった。

 アルジャジーラによると、2013年以降、カナダに入国した脱北者のうち、2000人程度がこのように亡命申請書を虚偽作成したことが明らかとなり、追放された。

 しかし、カナダの亡命を申請した脱北者たちは「北朝鮮が送ったスパイに追われる可能性がある」という理由で、「韓国での生活も安全でない」と主張している状況だ。



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