CCTVのインタビューに応じる文大統領(右)。その模様は11日夜、CCTVの番組で放送された(韓国大統領府提供)=(聯合ニュース)
CCTVのインタビューに応じる文大統領(右)。その模様は11日夜、CCTVの番組で放送された(韓国大統領府提供)=(聯合ニュース)
◇訪中控える文大統領 中国との相互理解を強調 国賓としての訪中(13~16日)を控える文在寅(ムン・ジェイン)大統領がこのほど中国の国営中央テレビ(CCTV)のインタビューに応じ、米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の韓国配備に関する質問に、「易地思之(相手の身になって考える)」との表現を使いながら、両国が互いの立場を理解し合い、「一気に解決することができない問題は時間をかけて解決していかなければならない」との考えを示した。CCTVは11日(現地時間)夜遅くにインタビューを放送した。同局は八つの質問のうち三つ、THAADに関し立て続けに質問した。THAAD問題は文大統領の訪中において大きな比重を占めることになる問題だ。◇北朝鮮で軍需工業大会開幕 正恩氏も出席 北朝鮮の朝鮮中央通信は12日、平壌で11日に第8回軍需工業大会が開かれ、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が出席したと報じた。同通信は、大会には大陸間弾道ミサイル(ICBM)級『火星15』の発射実験に寄与したメンバーをはじめ、国防力強化に大きく貢献した国防科学研究部門、軍需工業部門の科学者、技術者らが参加したと伝えた。◇最大野党「自由韓国党」 きょう院内代表を選出 最大野党「自由韓国党」が12日午後、国会で合同討論会を開催して院内代表候補による政見発表を実施、その後投票を行って院内代表を選出する。今回の党内選挙に立候補した3人はそれぞれ洪準杓(ホン・ジュンピョ)党代表派、朴槿恵(パク・クネ)前大統領派、中立派とされ、投票の行方が注目される。◇政府 セウォル号引き揚げ・船体組み立て費を追加支出へ 政府は12日、李洛淵(イ・ナクヨン)首相主宰の閣議を開き、2014年に南西部の珍島沖で沈没した旅客船セウォル号の引き揚げ費用約328億7000万ウォン(約34億円)と船体組み立て費用約176億5000万ウォンなど計505億2400万ウォンを2017年度(1~12月)一般会計の一般予備費から追加支出する案を審議・議決する。セウォル号の引き揚げを担当した中国企業の上海サルベージは、韓国政府と916億ウォンで引き揚げ契約を結んだが、さらに多くの費用が発生したとして1000億ウォン以上の追加費用を要求していた。◇アヒル農家から鳥インフル検出 全羅南道・霊岩 南西部の全羅南道・霊岩にあるアヒル農家から、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N6型)が検出されたことが確認された。農林畜産食品部は、10日に感染の疑いがあると届け出を受けた霊岩郡のアヒル農家から検出されたウイルスの精密検査の結果、H5N6型の高病原性鳥インフルエンザと確認されたと明らかにした。この冬の農家での高病原性鳥インフルエンザの発生は、先月19日にウイルスが確認された全羅北道・高敞の食用アヒル農家に続き2度目。◇産業革命遺産での強制労働 日本の市民団体が実態告発 2015年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界文化遺産に登録された端島炭坑(軍艦島、長崎市)を含む「明治日本の産業革命遺産」で、朝鮮半島出身者が労働を強いられた歴史を日本政府が隠蔽(いんぺい)しようとする中、日本の市民団体「強制動員真相究明ネットワーク」が真相を広めるために乗り出し、注目を集めている。同団体は韓国の民族問題研究所と共同で当時の強制労働の実態を伝えるパンフレットを発行した。
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